元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

当方は整体院ですのであまり『病名』には囚われずに

身体全体を観て施術をしています。

ブログでも『〇〇症と云われた腰の痛み』とか

『△△痛と診断された膝の痛み』とかは

ご本人が申告した病院や他所での診断であって

当方は『前屈すると痛い腰痛』とか

『階段の昇降で痛い膝痛』とかを確認して

改善のために施術をしています。


今回のＹさんは女子、かなりハードな運動をしているようです。

病院では『踵骨骨端症』との診断で

成長痛なので骨端線が閉じるまで

２～３年は痛みが残るかもしれないと云われたそうです。

リハビリにも通っているそうですが

痛みは軽減していないそうです。

オスグットや踵骨骨端症など成長痛と云われる

関節痛は比較的男子児童・生徒に多く

女子には少ないとされています。


痛みはかかと部分の痛みですが

腰掛けた状態で痛みの部分に圧を掛けても痛みはありません。

また痛みが出る動作は、足首の底屈背屈時には僅かにありますが

ジャンプの着地や膝の屈伸時に強い痛みがあることから

カカトに痛みが出るのは結果で、痛みの原因は別の処

（この場合は膝の屈伸時に収縮する筋肉や関節）

にあると念頭に置いて施術を始めました。

先ずは足元から動かしても痛みのない関節を

操体法の技法を使って調整して行きます。

関節の可動域が整った処で、

大腿部・下腿部の筋緊張を緩めて行きます。

日頃はお母様がマッサージ的に揉みほぐしているようですが

かなり筋肉は疲労・緊張が残っています。


当整体院で行っている筋肉の緊張を緩める技法は

揉んだり叩いたりしない、初めての人には手応えのない施術です。

試しにお母様に太ももの緊張を確かめてもらった後

１分ほど軽く触れながら関節を揺り動かしたり

軽く挟んで揺らしたのちに確かめてもらうと

『柔らかくなっていますね！

これならやる方も疲れないし

揉み解したより筋肉も緩んでいいですね。』


先程の関節の可動域を調整する方法も

動きにくい方に動かす従来のストレッチとは違い

動きやすい方・動かすと気持ちの良い方に動かし

身体に負担を掛けず身体の歪みを取る技法なので

結果的にでも身体に無用の緊張をもたらすことは先ずはありません。

（身体が弛み過ぎて緊張が必要な時は緊張を入れる技法を行いますが。）


彼女のような成長痛と云われる関節の痛みは

こちらの例では痛みの関節運動にかかわる筋肉の

緊張等により関節運動が不正な動きをするための

痛みであることが多いです。


施術後の確認では

膝の屈伸は痛み出来なかったものが

出来るようになっていました。本人の感覚だと５／１０。

ジャンプの痛みは脛骨腓骨間を固定すると

『少し楽なような気がする』位の改善でした。

もう少し筋緊張が取れ不正な関節運動が調整できれば

安定すると思われます。

遠方のため自己療法を少し長めに指導し次回としました。

成長痛と云われる関節痛は

成長期という要素よりも過度な運動による影響の方が

大きいように感じています。




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町民運動会でも数名がオスグット用のサポーターをしていました。
成長痛は改善することを少しでも知ってほしいものです。