元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

２０代の会社員のＹさんは２カ月ほど前から

左足の膝下が痺れるようになり

最近は右の膝下もしびれるようになってしまった。

会社では重い物を持ったり運んだりもしている。

朝は比較的楽で午後になるとシビレが強くなる傾向がある。

左足裏には魚の目があり、両足裏は小指側がタコになっている。


これらの状況から骨盤の歪みや椎間板の変性より、

筋肉疲労からくるシビレの特徴があると感じた。


そこで脛骨腓骨間を締めて施術を始めた。

足首の可動域を確認しようとしても力が入って抜けにくいので

最初から操体法の手法を使って緩めて行った。

足首・膝関節は可動域が狭く、股関節は比較的可動域が広い。

足裏のタコの位置からすると小指側重心で作業しているため

下腿部に疲労が溜まっていると推測された。

うつ伏せ・あお向けで下腿部の緊張を取り

可動域を拡げた後、途中ですが一度立ってシビレを確認してもらいました。

『ゼロではありませんが、かなり軽くなっています！』

『これで楽になるとすると、かなり膝下は疲れているようですよ。

上手に疲れが取れていないようですね。

お風呂にはキチンと入っていますか？』

『お風呂は湯船に浸かる習慣が無いんです。』

当整体院に来られる人で結構多いんです、お風呂に入らない人。

特に夏はシャワーだけって人もいますが

シャワーだけでは汚れは落ちても、疲れはとれませんね。

こんな話をしながら細かく下腿部の疲労を取って行って

再び立って貰ってシビレを確認してもらいます。

『今は違和感もなくなっています。』

『良かったですね！

後はどうに疲労をためないようにするか、

溜まった疲労をどう取るかを覚えて帰ってくださいね。』

自己療法と二骨間の引き締め、疲労を取る温浴法（入浴法）

を指導して次回としました。

シビレは痛みと違ってすぐに処置しないで

かなり時間が立ってから来られる方が多いのですが

今回のＹさんのように比較的早期に

あまり拗らせないで来られるとシビレの原因によっては

（主に疲労からくるものは）初回から結果が出るものもあります。



しかしどちらかと云うと当整体院の経験でも

シビレのなかには取れにくいシビレもあります。

シビレを取る時は痛みの場合よりも少し時間がかかることが多いようです。



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少し髪（？）が伸びたタカポン