元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

３０歳代のドライバーのＫさん。

普段から腰が重かったり、頚・肩のコリを感じていたが

半年ほど前から頭痛や眩暈に悩まされるようになった。

お医者様のＣＴなどでの検査では異常なしで

頚や肩のコリから来ているのではないか、と云われた。

ドライバーと云う職業柄、ずっと座っているし目も疲れる、

揉み解しの処も行ったことがあるが効果が実感できなかった。



予約日当日は頚肩のコリのほか頭痛があった。

ヒアリングの後、頚の可動域から検査すると

上向きで頚の後ろが痛くなり、

左右に振り向くと首筋が突っ張って違和感がある。

肩もバンザイ検査をすると耳の横まで上がらず

可動域がかなり狭くなっていました。

骨盤の歪み・股関節の歪みは強くありませんが

全体的に関節の可動域が狭くなっています。

『かなり身体が緊張しているようですよ。』と申し上げると

『上手にリラックスできないタイプと云われます』

と自覚しているようです。

普段は足元から施術を始めますが

Ｋさんに対しては頚の施術から始めて見ました。

Ｋさんの首は自分で触っても判るぐらいガチガチで

何処でもこの首は弛まなかったそうです。

軽く手を当てながら首を左右に揺すって３０往復した後

関節動作法で頚の可動域を調整し、再度３０往復揺すります。

『Ｋさんもう一度首を触って、先程と比べてみてください。』

『お～柔らかくなっている。』立って首の動きを確かめます。

『頚がこんなに動くなんて何年振りだろう！』

『先程の頭痛も確認してください。』

『今は何ともない(＾＿＾)ｖ』

『これなら自分でもできそうでしょう、あとで教えますからね。』

頚が弛んだところで、足元から順を追って緩ませていきます。

最初に首を触ったことで他の処も緊張が取れやすくなっています。

Ｋさんの場合、筋肉が硬くなっているのではなく

無意識に緊張して力が抜けなくなっていたようです。

足首・膝・股関節・腰部・肩甲骨と可動域を拡げ

筋肉の緊張を抜いてきます。

再度首を調整した後、座った姿勢で出来る整体体操を中心に

自己療法を指導しました。

『でも不思議ですよねぇ、何で揺らされたり、

ストレッチとも言えないような軽い動きで

身体が楽になるんでしょうか？』

『やはり身体の緊張が取れるからだと思います。

車の助手席や電車で揺られていると、

ツイツイ眠くなってしまうでしょう。』

身体によっては強い刺激を与えると

防御反応でかえって緊張が強くなる人もいます。

気を付けましょう！

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座っている姿勢は腰や背中・肩・頚までこり易い姿勢です。
実は立っているより１．４倍も腰に負担がかかります。
うつむいた姿勢は何と１．８倍です。