元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

Ｍさんは７０歳代の主婦の方、

５月頃から右膝が痛みだし

無理をして頑張っていた。

病院でのＭＲＩ検査でも骨や軟骨や半月板などには異常なし、

ヒアルロン酸注射をしても症状に変化はなかった。

その後は家を出られなかったため

２週間ほど訪問で低周波やマッサージなどで治療をしてもらっていましたが

どんどん痛みが増してきてしまった。

当整体室にいらしたときは

足をつくと痛い、曲げると痛い、夜中に痛みで目が覚める、

立ち上がる時は痛い、寝返りが痛い、右膝が腫れて熱っぽい

身体中が頻繁につる、最近は痛くて自分でズボン・靴下が履けない、

状態で困っていた。



先ずはヒアリングをした後、通常の検査などは出来そうもないので

楽な姿勢で腰掛けてもらって軽く手を触れて

触れた時の反応を確認しながら筋肉の緊張を確認して行った。

かなり庇うような防御反応があるので、

本当に軽く軽く触れたり撫ぜたりを繰り返し

『今までの治療はかなり痛かったようですね。』と聞くと

『痛くても我慢していれば良くなると思って．．．』

『ここでは痛いことは一切しませんから、

リラックスして下さいね。』と数分手を当てたり撫でたりを繰り返した。

『気持ちいいですね～　右膝の腫れも引いたみたい(@_@。』

『こうやると自分でも緊張を取って

血行を良く出来ますから痛かったら家でもやってくださいね』


これで少し当方の行う施術に安心してもらえたようです。

次に膝の関節動作法で関節包内運動を調整しながら

膝の曲げ伸ばしをすると

『こんなに膝が動くのは久しぶり！』と

膝伸ばしと９０度くらいまでの膝曲げが出来るようになった。

ここで膝が痛くてズボンが履けずに

スカートをはいて来られたのでジャージに着替えてもらう。

更衣スペースで着替えながら

『立ったままズボンがはけた！』と嬉しそう。

次に施術台に仰向けになり痛みの確認、

『今は大丈夫。』

寝返りの確認、『アッ　痛い！』となるので

元に戻ってその動作から股関節～膝にかけての屈曲筋と見当を付け

股関節を緩めた後ひざ下の固定をして再度寝返りをする。

『今度は痛くない！　エッ何で～』

『病院の検査でも異常なしだったように

膝関節はあまり問題が無いんですよ。

それよりも膝や股関節を動かす時に使われる筋肉が

悪さをして痛くなっているんだと思います。』

『でも今までもかなりモモや膝をやってくれていたんですけどね』

『結果として弛んでなかったんだと思います、

痛みが増したとしたらかえって緊張してしまっていたんでしょうね』

下半身を中心に初回はとにかく緊張を抜くことを行い

施術後の確認をした。

立つ時膝が重い感じがしたが、

立ってしまえば歩いても痛みが無く

（室内なら）足を引きずらないで歩けるようになった。

ズボンの履き換えも大丈夫。先ずは全体的に軽減した感じです。



これからはいい状態を維持できるもの、戻りやすいモノ

これまで感じないところが痛くなることもあります。（長期間庇ったため）

これらの注意事項を説明し終了とした。



これからは無理をせず着実に回復しましょう！



当整体室では皆さんにお話ししていますが

痛みは身体が発する警告・ＳＯＳです。

痛いことをすると云うことは、身体からの警告を無視することです。

素直に身体の訴えに耳を傾け気持ちの良いことをして

自然治癒力が発揮できるようにすれば（邪魔しなければ）

回復はスムーズになると思います。


















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