元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

Mさんは高校時代に部活で腰を痛めてから

１０年来の腰痛に悩まされている。

当初はヘルニアと診断されたが

現在はヘルニアは自然退縮していると言われている。


症状は

同じ姿勢でいるのはつらい。

うつ伏せはつらい。

前屈後屈はつらい。

歩く・座るは比較的楽です。


以前から肩こりでしたが

最近になって左肩が四十肩（自己申告）のように

腕を上げようとすると痛むようになってきた。


最初に肩から

挙げはじめ４５度位で痛みが出るが

その角度を通過するとまたスムーズに動くようになるので

肩周りの筋肉の緊張と弛緩のバランスが崩れていると

見立て、上腕骨の骨頭を補助しながら

挙上をすると痛みは激減し

１５０度くらいまでは痛みなしで挙がるようになった。

残りは肩甲骨付近と胸部を緩めてから確認することにする。


仰向けになって腰の調整をする。

左右の捻転ではほとんど左右差が無いので

うつ伏せになってもらう。

『うつ伏せで腰は痛いですか？』

『今は痛くないです。』

両膝を折り曲げると（身体を反らす動き）

『膝を曲げると腰に来ます。』

骨盤のゆがみを調整して

『さっきより楽ですが、まだ来ます』

再度骨盤のゆがみを調整しても

『先ほどと同じくらい残ります。』

との事なので、今度は股関節を調整してしてから

両膝を曲げて確認です。

『これなら楽です。』股関節の影響も大きかったようです。


これで一度立ってもらって前屈後屈の確認です。

『先ほどまでのビリッと来る痛みはなくなりました。』

骨盤股関節のゆがみが影響していた腰痛のようです。

少なくてもヘルニアによる痛みではなかったようですね。


再度仰向けで肩の調整です。

肩甲骨の棘上筋・棘下筋、肩甲骨の外縁を緩め

その都度腕の挙上を確認します。

だいぶ可動域が広がりますが

右と比べると少し可動が狭いようです。



目先を変えてお腹を触っていきます。


特に左の腹直筋は硬直しているので

これを緩め腕を動かしてもらいます。

『さっきより楽です』

次に大胸筋小胸筋を緩め確認すると

『これなら右と同じように挙がります』

となりました。

腹筋運動や腕立て伏せなどをやっていて

筋緊張が増して関連する関節の可動を制限していたようです。


巷に数多の『腰痛体操』があります。

多くは『筋肉を鍛えて腰痛が緩和する』ものですが

筋肉を緩めなくてはいけない時に

鍛える体操をすると、痛みが増すこともあります。


症状も一人ひとり違うように

その人に適した体操も一人ひとり違います。

『万人に向く腰痛体操はない』と思っても間違いではないでしょう。

自分の症状をきちんと把握して

症状にあった体操をすることが大切です。


鍛えるよりは緩めることが必要な方もいらっしゃいますし

筋トレでアウターを鍛えるよりは

インナーマッスルの活性化が必要な人もいらっしゃいます。



元気が一番整体室では

一人ひとりの患者さんに合った

オーダーメードの整体＆体操を指導しています。


押したり揉んだりボキボキしない
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