元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

追突事故の後遺症か、肋骨と腰が痛いと来院のＭさん（２０代男性）

体幹（胴体）を動かすと肋骨付近が痛むそうです。


強くはありませんが圧痛も少しあります。

骨折は無いそうです。

腰は常に痛い訳ではないそうですが

姿勢を変更（寝返りや起き上がる）する時に痛みあります。


動作検査では体幹（胴体）を

曲げる・反らす・捻るで、季肋部上部に痛みがあります。

ピリッとした痛みと云うより

筋肉が引き延ばされるような痛みと表現されました。

寝ていても姿勢の変更はツライと訴えたので

座位で痛みを取って行きます。


最初に肋骨に沿って肋間を緩めていきます。

圧痛が少し楽になったところで

左右から肋骨を締めて動作確認をてみします。


肋骨を締めながらだと、捻る動作痛は軽減しますが

屈曲・伸展はあまり変化が見られません。

次に椎間関節の関節動作法を行ってみると

『さっきよりは少し動かせるようになった』と変化が出ました。


数度の関節動作法で

『これなら寝た姿勢でも動かせそうな感じ』というので

仰向けになってもらいました。


追突のショックはお腹に出るものですので

最初にお腹を診ていきます。

案の定、左右の腹直筋の硬直、

特に季肋部の辺りにゴロっとした塊のような硬直があります。

丁度整体法で云うところの感情抑圧点と痢症活点の辺りです。

この硬直が肋骨や骨盤を引っ張っているようです。


腹部操法でじっくり緩めてから、膝倒しをしてみます。

左倒しに少し可動制限が残りますが、大分動きが出てきました。

両膝を抱えると残る痛みも大腿前面の筋肉を緩めると緩和しました。

『なんで腿を緩めると肋骨の痛みが取れるんですか？』

ズボンやシャツを引っ張りながら

『この状態では正しい関節の動きが出来ないでしょう』

『ヘ～　いろんなところが繋がっているんですね。』



寝返りの痛みも取れ

仰向けから起き上がりも出来るようになっていました。

『一回でここまで改善出来るとは思いませんでした』

良かったですね。

自己療法を指導して次回としました。


Ｍさんの今回の症状は

追突の衝撃から身を守るために

主に腹直筋にロックが掛り、解除できない状態でした。

胴体のムチ打ち症と言えなくもありません。

このような筋肉のロックは

温めたりストレッチしたりしても解除出来ない緊張で

筋肉（神経）の反射を利用して解除してあげる必要があります。




痛みでお困りの方は、自分の身体で改善を実感してみて下さい。

ご相談ご予約は　０２７－３２６－３３２３までどうぞ。



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