元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

以前オスグットで来院されていた野球少年のお母さん。

腰が痛い・肩コリ首コリが酷く

頭痛になることもあるそうです。

ご本人は更年期などの年齢的な問題を気にされています。

動作検査から

腰は前屈はベタっと手が付く程ですが、

後屈はほとんど反れない状態です。

以前にぎっくり腰をやってから疲れると

腰の張りが強くなったそうです。

首　上向きや左右の振り向きで首筋に痛みが出ます。

肩はどちらかと云うと左肩にコリ感が強いようで

動かすとコキコキ音がします。


女性は更年期の頃はホルモンバランスを崩しやすく

体調の安定しない事が多いのですが

その頃に四十肩などの肩の症状が増えてきたり

膝などの症状が増えるように感じています。


今までの症例からこれらの関節痛も

靭帯やインナーマッスルの弛みによる症状が多いように捉えています。

このような説明をしながら

最初に肩のインナーマッスルを動かすトレーニングをしてみます。

輪ゴムを繋げたものをトレーニングチューブ代わりに

身体に肘を付けてテーブルを拭くように

掌を動かしていきます。

２０回位行ったところで肩の動きを確認します。

『肩の動きが軽くなって、コキコキ音が弱くなった』

少し肩を押し込みながら動かすとコキコキ音は消えます。

靭帯を鍛えることは難しいのですが

インナーマッスルを活性化して関節を正しい位置に安定させると

症状が軽減する肩コリ・肩の痛みのようです。


ちょっと長くなりそうなので腰は割愛して

更に肩・首に関して続けます。


来られた時は左肩の方がおかしかったのですが

左肩が改善すると右肩の痛みが気になります。

右肩もインナーマッスル活性化で可動域が拡がりますが

動作中に三角筋付近に痛みが出ます。

色々確かめていくと肩関節が外旋して弛んでいるようです。

右腕が利き腕なので色々な動きをして症状が複雑化しているようです。

上腕部を緩め、肩甲骨を緩め骨頭を調整し

右肩の痛みもおおよそ緩和したところで

いよいよ首を緩めていきます。


首は関節動作法で可動域が拡がっていますが

特に胸鎖乳突筋の緊張が取れていません。

緊張性の頭痛などは、

この胸鎖乳突筋が影響していることが多くあります。

何処でもそうなのですが

首は特に、急所中の急所なので

もみほぐす様な事はするべきではありません。



しかしお母さんの首は軽く揺らしを掛けながら緩めても

頑固な凝りが残ります。

そこで久しぶりに『耳たぶ回し』をしてみました。

耳たぶをクルクル回して

首すじをやさしく撫でて

顎をガクガク動かして．．．２セットやってみました。

『こんなに柔らかくなっている』

彼女の首コリには耳たぶ回しがあっているようです。

これで起き上がって確認してもらいます。

『あ～　楽になった！』

整体体操とインナーマッスル活性化法を指導して終了としました。



特に年代の女性の肩や腰・膝などの関節の痛みは

関節の弛み過ぎやそのために筋肉（アウター）が

硬直してしまい可動を制限し痛みになるようです。




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