元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

お母さんと来室のＴ君（中２）。



２週間ほど前から尾骨付近が痛くなってしまい

病院で「尾てい骨の成長痛」と云われたそうです。


画像診断などで特に問題が見つからなかったそうです。




痛み止めなどで少し様子を見る様に云われましたが

症状に変化がなく、しばらく痛みが続くのが心配だそうです。


元気が一番へはブログをご覧になって問い合わせを頂きました。




来室時の痛みは

座っていると尾骨付近が痛くなり

立ち上がる時も痛い、

仰向けで足を伸ばすと痛い状態です。



普段からあまり姿勢は良くないそうです。



２回目（４日後）

「長時間座っていると鈍痛が出るが

以前よりはだいぶ良い」状態でした。


長時間座っていると骨盤が後傾し

まだ負担がかかるようですが

休み時間などに尾骨のセルフエクササイズをして

改善しているそうです。


素晴らしい！

ブログでも度々ご紹介していますが

尾骨は柔らかい骨格で

長時間の座位や体育座り・尻餅などで

変位（ゆがみ）しやすい部位です。


冬の時期はスキー・スノボーで転んで

尾骨の変位から腰痛となる人が増える傾向があります。



これらの人と同様の手法で痛みが取れるので

Ｔ君の尾てい骨周辺痛も成長痛ではなくて

（そもそも成長痛と云う概念があいまい）

尾骨の変位による痛みなのでしょう。




今回はあお向けで足を伸ばして寝ても腰は痛くなかったので

最初から身体の循環を高める操法をしていきます。


身体の循環を高められた後は

うつ伏せで腰部・臀部を中心に

下半身の筋肉を緩めて行きます。


尾骨の両脇（特に左）には強い硬直が残っていましたので

丁寧に取って行きます。


ここで一度座ってもらって尾骨周辺の感じを確認。

「今は違和感も感じない」

長時間座っての確認は自宅や学校で確認してもらうとして

骨盤の後傾・腰椎の前湾を作る体操として

腸骨の体操を指導しておきます。


若い方やお子さんなどは「腰を入る」感覚や

「腰に力が集まる」感覚が判りにくい人が増えていて

これが骨盤後傾や腰椎の後湾などに繋がっているように思えます。


腸骨の体操を行った後は

「何となく良い姿勢が取りやすい」感じがするようになったそうです。



尾骨痛は歪みを調整し痛みを軽減しても

姿勢などで歪みが再発しやすく

いい状態を安定させるには少し時間がかかります。


これを機会に良い姿勢を身に付け

早く痛みを解消してもらいたいですね。


体操をおさらいして次回としました。