2015年09月02日

有痛性外脛骨のサッカー少年 1

有痛性外脛骨で来室のS君は小6のサッカー少年。


1週間位前から左足の内くるぶし下が痛くなってしまいました。

痛みが強い時は歩行時も痛く、圧痛も強かったそうです。




来室時は最盛期の痛みではないようでしたが

内くるぶし下に圧痛、

足首内反時に痛み、

軽いジャンプの着地で痛み、がありました。



先ずは自分でも痛みが取れるように

セルフエクササイズから始めます。


最初は内くるぶし下の圧痛の解除から、

遠目から軽めの組織復元法を施していきます。


約30秒くらい

「押しての痛みどう?」

「さっきより楽」


今度はもう少し近場で

「今度はどう?」

「そんなに痛くない!」


「やり方覚えて自分でもやってみてね。」


この段階ではジャンプ痛がまだ残ります。


次は足首の内反痛の解除

関節動作法で動かすと

「痛くない!」

数回繰り返して行いました。


これでジャンプ痛もほぼ解除できました。


S君の外脛骨からの痛みと云われている

一般に有痛性外脛骨の痛みも

足首の不安定から来ているようでした。






既に痛みはほとんど取れていますが、

ここからが本格的な整体です。


S君は足首の捻挫歴はないようですが

なぜ足首が不安定になってしまったか?

を骨盤や股関節の調整を通して

根本原因を紐解いていきます。



最初は疲労の解除から。


各関節の可動域の検査をしてから

循環を高めるために骨盤・首を調整していきます。



次にうつ伏せで下肢の筋緊張を解除していきます。

特に大腿部は緊張が強いようでした。



それでも軽い刺激で筋肉が緩むので

元々のベースはよいのでしょう。




ここまでで最初に検査した各関節の可動域も

正常に動くようになりましたので

再度外脛骨の痛みの検査です。


くるぶし下の圧痛  大丈夫

足首内反時痛    大丈夫

ジャンプ着地痛   大丈夫


整体室で確認できる症状は解除できました。





セルフエクササイズをおさらいし

注意事項を説明し次回としました。




外脛骨とは足のくるぶし下に存在する過剰骨で、

5人に一人くらいの割合であるそうです。


皆さんに痛みが出る訳ではありませんが

痛みを伴うような症状を有痛性外脛骨と言云っています。


多くは安静やサポーター、湿布や痛みどめで

様子を見ることが多いようですが

あまり変化は期待できないようです。





有痛性外脛骨のサッカー少年 1







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