元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

佐伯泰英さんの最新作「吉原裏同心　異館」が出ました。

裏同心シリーズは久しぶりです。

先月の「酔いどれ小籐次」も今月の「吉原裏同心」も

佐伯泰英さんのシリーズとしては比較的新しいシリーズですが

この２シリーズに共通した、そして私としても共感している特色があるように思えます。

それは人物描写が抑制的で重み・深みを感じさせてくれる部分と

従来の撃剣シーンの痛快さのコントラストの妙です。

この２シリーズの主人公たちは度々自分に問いかけます。

「このような親切を受けることを我はなしたか？」

小籐次でいえば、久慈屋をはじめ町衆たち

幹次郎でいえば、吉原会所など

今の境遇に感謝しそれを与えてくれたものに感謝し

その好意に全力で応えようとしている人物像に

共感と支持が集まっているのではないでしょうか？

不平不満を言ったらキリがないし、プラスは何もないですものね！

今現在を認めて感謝する、感謝の気持ちでまた上をめざす向上心。

抑制された人物描写ですがとても前向きなプラス思考の

幹次郎・汀女先生　大好きです。


群馬県高崎市の整体院　元気が一番整体室

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