元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

座っているとお尻とつま先がしびれる

Ｓさんの２回目の施術。

施術前の問診で

『シビレの状態は如何ですか？』と確認すると

間髪いれず『変わらないですねぇ～』との答え、

これが曲者なんです。

それではと具体的に確認していくと

歩いていると出てくるシビレはあまり感じなかった。

車の運転で３時間くらいはシビレが出なかった。

（初回は問診で座ってもシビレていた）

膝抱えの体操をするとシビレが軽減した。

つま先のシビレは残る。

状態でした。

1年くらい続いたシビレ（坐骨神経痛）の取れ方としては

かなり良好な経過だと思います。

これでもＳさんは『変わらない』と言ってしまいます。

口癖なのか、自分の症状を客観的に把握できないのか？

身体の問題も厄介ですが、気持ちの問題はもっと厄介です。


このことは初回にも説明しましたが

当整体院では施術前と施術後に症状の変化を必ず確認します。

多くの場合症状の改善を確認できますが

１年にも及ぶ症状が完全に取れるの（改善状態が安定する）は

少し定期的な通院が必要です。（5回サイクル位で見極めています）


Ｓさんにも改めて前回の問診内容と

先程のヒアリングの比較を説明し施術開始です。

施術後は前回同様お尻のシビレはほとんど改善し

つま先のシビレが少し残りますが、

下肢の操法を追加すると今回も改善しました。


慢性症状の患者さんにはキチンと説明しますが

今まで数か月～数年もの間

症状が自然に解消されなかったのには

それなりに原因・理由があります。

それは肉体的な原因かもしれませんし

生活習慣や誤った対処法かもしれません。

ですがその人の気持ちの持ちようも大きいかもしれません。

すぐに結果を求め（完治してなければよくなってないと考える）

『変わらない、まだ痛い、いやになっちゃう』など

実際の症状の変化を客観視できないで

自分を責める・投げやりになることは

スポーツ選手など行うイメージトレーニングで

マイナスのイメージトレーニングをしているようなものです。


慢性症状の患者さんでしっかりと確実に改善を望む方には

客観的にとらえるために症状を数値化して日記を書くことをお勧めしています。

そして何より諦めないで継続して施術をすれば結果は付いてくると考えています。




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