2011年02月07日

右足すね内側の痛み(シンスプリント?)の青年

Nさんは日頃から肉体訓練を欠かせない仕事に従事する

20歳代の公務員さん。

訓練で走ったりしていると右すね内側が痛み

この頃では歩いているだけでも痛い。

すね内側からふくらはぎにかけては圧痛もある。

来院時も少し足を庇って歩いていた。

『インターネットで調べると

シンスプリントだと思うんですが...』


最近は皆さんインターネットなどで

(良いか悪いかは別にして)情報を得て

さまざまな知識を披瀝してくれます。


こちらのスタンスは『今ある痛み・症状の緩和』を

手助けするだけです。


Nさんのすね痛は

走り始めに痛くなり

少しすると痛みが軽く(感じなく)なり

走り終わるとまた痛みがでる、状態で

最近は段々と痛んでいる時間が長くなり

歩いていても痛くなっている。


すね付近の圧痛はシンスプリント特有の

頚骨(骨膜)の圧痛と云うよりふくらはぎの筋肉の圧痛のようです。


臀部・大腿部・下退部などはバンプアップして

筋緊張が解けていないようです。

横引きをかけながら揺らしの技法をかけ

筋肉の弾力性を取り戻していきます。

下半身の緊張をとった後は

最初の検査で確認した身体の歪みもとれ

若干残る股関節の可動制限を解除して

右すねの痛みを確認します。

ふくらはぎの圧痛は取れて

歩行時のすねの痛みも解消していました。

しかしジョギングのように足踏みをすると痛みが出ます。

歩いたりかなり強く地団太を踏むように

地面を踏みしめても痛みは出ませんが

軽くその場でジョギング(の真似)をすると痛みが出ます。

『かなり珍しい痛みの出方だなぁ。

この痛みを取らないと彼を帰せないぞっ!』


細かく歩行時の動きとジョギング時の動きの差異を

確認して痛みの出る動作を分析していきます。

ジョギングの時だけ

左足は足裏をベッタリ着けますが

右足は爪先立ちのように踵をつけずに着地します。

『これは癖ですか?』と聞くと

『意識していませんでしたが、

足音がしないように爪先立ちで走りたいとは思っていました。』


試しに右足も踵まで付いてジョギングすると痛みが激減します。

次に爪先立ちと踵までつけてのジョギングフォームを比べていくと

つま先立ちでのフォームでは

拇趾をうまく使えず、爪先立ちの状態から足首が捻られ

小指側に重心を逃がして地面を蹴っています。
(言葉でうまく表現できませんが)

この動作が痛みに関係しているか

足首を外に捻る動作だけをしてもらうと

同様の痛みが再現されました。

足首を外に捻る動き(足裏を地面につけたまま回れ右をする動き)

をしてもらいながら関節動作法を数回繰り返すと

ジョギング時のすねの痛みも解消しました。

『ヘェ~!こんな動作で痛みが出ていたんですね~』


本当に身体は不思議です。


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足首は多くの骨格と筋肉からなる精巧な関節です。
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