元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

３０代のＫさんは仕事の傍ら

大学院でＭＢＡ取得を目指している男性会社員さんです。

来院時の申告では

仕事・学業ともＰＣ操作が多く背中～肩~頚が凝る。

目が疲れる。

特に自宅で勉強している時は

胡坐をかいてＰＣ操作をしているので

腰から首までバリバリになるそうです。

Ｋさんの場合、腰から首までの今ある不快な症状を

緩和することも大事ですが

それよりも姿勢や生活習慣の見直しで

身体のコリや張りを少なくする方法や

自己療法で緩和できる方法をお教えする必要があります。

最初に身体の歪みの検査をして

背骨の生理湾曲が失われていることを確認して

Ｓ字のカーブを回復する操法を行い確認します。

『今のだけでも背中が軽くなった！』

そうなんです、当たり前ですが

胡坐をかいたりうつむく姿勢が長いと

腰から背中・首までは常にテンションがかけられた状態で

座っているだけでも筋肉は凝ってしまいます。

胡坐は股関節や仙腸関節に負担を掛け
生理彎曲（背骨のＳ字）を失わせます。


良い姿勢を心がけるとともに３０分に１回程度は

軽く身体を動かして血行を改善すると良いでしょう。

その他に気になる処はお腹が硬いことです。

特に上腹部の消化器やストレスと関連するエリアが緊張しています。

あお向けでも腹直筋は緊張が取れない状態で

少し時間を掛けて腹部の緊張を解いていきます。



その後四肢を使って全身に揺らしを掛けて行くと

『何でこんなに眠くなるんですかねぇ？』

『電車などで揺られると居眠りしたくなるでしょう。

それと同じで適度な揺れは身体の緊張を解いてくれるんですよ。』

最後に姿勢による肩～頚にかけての

負担のかかり方の違いを体感してもらい、

『きれいな姿勢は実は楽な姿勢である』ことと

自己療法を指導して終了しました。

やむを得ず胡坐をかくときは座禅の時のように

お尻の下に『おざぶ』（座布団を折り畳んだり硬めのクッション）

を敷くと良いでしょう。

元気が一番！ではコリや痛みなどは結果だと考えています。

大事なのは

『何故コルのか？』

『何故慢性化しているのか？』

の原因を探して解決の手助けをすることです。
（解決する・実行するのはあくまでもご本人です）

例えば肩こりなどはその辺りが『血行が悪くなっている』

から肩がコル等と云われますが

何故血行が悪くなっているか？を解決できないと

対症療法的な効果しか期待できません。


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