元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

昨日の腰痛体操の記事で

インフルエンザワクチンを例えとして書いたあと

少し気になってインフルエンザワクチンについて調べてみました。

その中で前橋レポートと呼ばれる調査研究論文が

あることにたどり着き、少し紹介したいと思います。

要点としては

〇インフルエンザワクチンの集団予防接種は私たちが考えているほどの有効性はないようだ。（多少有効である）

〇ワクチンによる免疫獲得より自然感染による免疫獲得のほうが有効で、その後も効果を保持している。
（これなどもある年齢以上の方は新型インフルに感染しにくいのと関連があるのかも）

〇予防接種を中止した地域と近隣の予防接種をおこなった地域では、患者数、医療費、超過死亡いずれの基準でも特別な変化は起きなかった。

などの結果が報告されている。

いままでの啓もう活動や報道からうける

インフルエンザ予防接種の有効性に関する印象とは

ずいぶん異なる。

（季節性インフルエンザと新型インフルエンザの違いがあるのかもしれない）

また思い起こせば数か月前の新型インフルエンザへの対応

（何処其処で一人感染者が出た、数日間隔離する等など）と

現在の新型インフルエンザへの対応（報道も含めて）は

わずか数カ月の間に隔世の感があると思ってしまう。

このような状況を見ていると

医学的な根拠やそれを基礎とした対応が

本当にとられているのか疑問を感じてしまう。

時の厚労大臣が深夜の緊急会見を行ったことなど

かえって疑心暗鬼に陥って冷静な判断・対応を誤らせてしまいかねない。

まずは正確な情報を得て、医学的に根拠のある対応を

冷静に実行するよう心掛けたい。


ナデシコもいろいろな品種があって楽しい。