元気が一番整体室の『生きてるだけでまるもうけ！』　

尾骨痛で来院のＲ君は高校１年生。

運動部に入っていますが

１０月頃から尾骨（尾てい骨）周辺が痛くなり

特に練習中は痛みで中腰などは辛いそうです。


昨年も秋頃に尾骨痛になりましたが

その時は自然治癒したそうです。


現在の痛みは

〇尾骨を触ると痛い。

〇お尻に力を入れると痛い。

〇中腰を続けると痛い

〇仰向けで足を伸ばすと当たって痛い。

〇しばらく座っていて立ち上がる時痛い。

などがあります。


座位の姿勢を観察すると

骨盤は後傾し尾骨重心になっています。

あまり宜しくない姿勢が身についているようです。


仰向けで骨盤の歪みを診ると

腸骨が右後方・左前方でした。


最初に仰向けで足を伸ばせるようにしていきます。

生理彎曲（Ｓ字）を作る操法で揺らしを掛けます。

『まだ痛いけど、さっきよりちょっと楽』

もうワンセットやってみます。

『また少し楽になった』

生理湾曲が失われていることは

Ｒ君の尾骨痛に大きく影響しているようです。



次に両膝倒しです。

腰に張りなどの左右差は感じられませんが

可動域は右捻りが制限があります。

右捻りの制限も操体のやり方でほぼ解消。


股関節の屈曲は右股関節で制限がありました。

これは右股関節の進展と

左腸骨の前方への修正で改善します。


静止状態では大きな歪みではありませんが

股関節や骨盤の歪みが

筋肉の緊張・硬直をもたらし（逆のケースもあります。ニワトリと卵です）

可動を制限しながら連動して尾骨を歪めているかもしれません。


うつ伏せになる時に寝返りで痛みがありましたので

腸骨の関節動作法で痛みを取ってうつ伏せへ。

うつ伏せでも骨盤股関節の調整をして

今度は尾骨周辺の圧痛を取っていきます。


Ｒ君の尾骨の圧痛は主に２種類の複合的な痛みのようです。

ひとつは筋損傷による組織復元法で改善する痛み。

もうひとつは圧迫により尾骨が変位することによる痛み。

後者の痛みは腹腔の内圧を使った関節動作法で改善します。



整体流に言うと下丹田に力がないことにより

尾骨が変位しやすい状態で

不良姿勢による尾骨の圧迫や

臀部の筋緊張により圧迫痛が起きているようです。


また骨盤の弛みなども見受けられましので

不安定な骨盤により腸骨・仙骨・尾骨が

特に動作時に変位しやすくなっているかもしれません。

骨盤を締めてあげると動作もスムーズになりました。


その場で確認できる痛みは軽減することが出来ましたが

しばらく続けていると痛くなるような痛みは

少し経過を診ながら調整して行く必要があります。


また尾骨は変位しやすい処なので

姿勢を気を付け

こまめに整体体操を続けることが大切です。




骨折などは無いＲ君の様な尾骨痛は

現代医学では原因が不明の尾骨痛とされ

対症療法的に湿布などして

自然に痛みが消えるのを待つしかないようです。


しかし痛みがあると云うことは、

何かしらの原因があると云う事です。

その原因が尾骨の歪みによる痛みなら、

当整体院で改善が可能です。


ご相談ご予約は　０２７－３２６－３３２３までどうぞ。



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